肩インピンジメント症候群

「腕を挙げると肩が痛む」
「肩が痛くて眠れない」



【肩関節の動きについて】
正常なら真上に180°まで腕を
挙げることができます。

・外転(がいてん)
2015525.JPG

・挙上(きょじょう)
DSC_2015525.JPG

他にも前後に腕を動かす屈曲と
伸展があり、内と外に腕を回旋する
内旋と外旋もあります。

回旋に関してはインナーマッスル
が関与します。

これは肩インピンジメント症候群より
凍結肩(40~50肩など)と関係がある
ので、ここでは割愛します。


まず外転についてです。
2015525.JPG
肩関節というのは肩甲骨の
関節窩に上腕骨が”ぶら下がる”
ような構造をしています。
固定が緩いためあらゆる角度に
広く動かせるようになっています。
(けん玉の様なイメージ)

肩は先に書いたインナーマッスルと
靭帯によって固定されています。
ですので、それらに障害があれば
腱板損傷といった分類になり、
インピンジメントのように
”動かせるけれど痛い”ではなく
”動かない”状態になります。

外転運動に関わる筋肉は
1つではなく、いくつかあります。
・三角筋
・棘上筋(きょくじょうきん)
・僧帽筋
・大円筋

三角筋に関しては運動している
方なら聞き覚えがあると思います。
肩表面を覆う代表的な筋肉です。
筋肉の線維が3方向(前中後)に
伸びているため、症状との関連性
をきちんと調べる必要があります。

前部:前や横に挙げると痛い
後部:後ろに挙げると痛い


棘上筋は三角筋の補助として
働くインナーマッスルです。
傷めてしまうと腕を挙げては
いられなくなる徴候が出ます。
三角筋が疲労してきちんと
働いていない場合、棘上筋への
負担が増すと予想されます。


僧帽筋は代表的な”肩こり筋”
でもあります。
多くは背中(肩甲骨)に付着
していますが、鎖骨にも付着
しているため外転に影響が出ます。
また、肩の動きの1/3は肩甲骨の
動きによるものなので、ここの
動きが悪いと肩が十分に動きません。
<肩関節の外転~挙上:180°>
・上腕骨によるもの:120°
(=肩甲上腕関節)
・肩甲骨によるもの:60°
(=肩甲胸郭関節)

僧帽筋が疲労していると腕を
挙げた瞬間にピキッと痛みが
走ることがあります。


大円筋は直接外転運動には
関係がありません。
しかし”腕を下げる”働きを
するため、腕を挙げる筋肉と
関わりがあります。
例えば酷い肩こりで左肩が
上昇していると、反射的に
大円筋に負担が掛かります。
P084200711151010019.jpg
左肩が上昇している場合、
大円筋は左側で凝ります。
大円筋は”腋を締める”ときに
力が入る箇所の背筋です。

大円筋は腕を振り下ろす動作、
つまり投動作などで使われます。


■夜間痛について
⇒夜間痛に関しては腕の重さや体重
が掛かることでの痛みです。
基本的に痛む側を下にはしないよう
にします。
寝返りの時に痛みで目が覚めて
しまいますが、軽快すると何時の
間にか気にならなくなります。
ですので肩の治療をすることが
解決になります。


■転倒などによる肩痛
⇒この場合、肩の靭帯や腱板
(インナーマッスルのこと)に
問題が出てしまいます。
回復には数ヶ月要します。
その間は三角筋などの表層部の
筋肉にも疲労が溜まり易くなります。

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